オークションで、写真を見ただけでほしくなったcb400f!オークションサイトの写真では、そこそこノーマル状態に見え、質問コーナーでもメンテナンス状態は良さそうに書いてあったので、入札することに・・・。しかし、家に届けられたとき、唖然としました。
きちんとレストアされていない!適当にスプレーで再塗装してあり、市販の汎用ボルト、部品欠品等、かなりひどいレストア。
気を取り直して、レストアのやり直しすることにしました。
まずはタンク。黄色タンクの上に適当な赤がペイントしてあり、右上は凹みがあって、塗装が適当になされていました。
とりあえず、サイドカバーの仕様に合わせて’77年式のこのタンクに交換。中古で購入しタンク内はKreem Tank ライナーで錆び取りコーティング後交換することに・・・。フレームナンバーでは’75年式だから、外したタンクとサイドカバーを再塗装して大丈夫かと思います。
逆輸入のものが多いので、日本の仕様に鳴っていない部分も多く、この先、色々なレストアしていかないと走れませんね。
でも、好きなものにお金と時間を使えるのはとても充実しています。
可愛い子に着飾らせる気分!やっぱりcb400fっていいですね!
cb400fといえば発売当時、それまでのインラインフォーの常識であった、4本マフラーを採用せず、なんと4in1という、ヨシムラなどに代表される集合マフラーを装着して登場しました。
cb400fの発売は、自動二輪の免許制度が大きくかわった頃で、400CC以上のバイクは、大型免許が必要になったんですよね。それで、
cb400fは、免許制度の関係でそれほど販売されなかったみたいですす。cb400fくらい古い絶版車になると、レストア時のパーツが心配になりますが、ホンダの場合は、古くても受注生産で手に入るパーツもありますし、それ以外にも純正以外で揃うパーツは多いのには驚かされました。cb400fは、メッキなどを施した金属パーツが多いので、かなり磨きがいがあります。磨きをかけて乗る楽しみは、手のかかるこどもを可愛がるのとほとんど同じな気がしますね。一見してキレイなものでも、レストアしないで乗れることはまずほとんどありませんよね。逆にオールレストアで乗っている人も多いのではないでしょうか。
いつまでも大事に乗り続けたいcb400fですね!
以前、バイクの修理工の方にcb400fに関するお話を伺ったことがあります。
cb400fほどの人気の絶版車になると、レストア依頼してくる時点で、かなり痛んでいるのだろうなぁと覚悟して受けるのだそうです。頭の中で、レストアの作業をあれこれ段取りしながら、あまりにひどかったらかなり手間だぞ。とつい気負うこともあるそうです。それなのに、依頼を受けてみると、時として、びっくりするくらい大切にのっているキレイなcb400fに出会うことがあるのだそうです。そういうcb400fだと、普通に乗っている比較的あたらしめのバイクより、数段、整備ランクも上だし、見た目もきれいなのだそうです。よほど良いコンディションで保管してきたか、幾度も綺麗にレストアされてきたか、みていて、相当大事にのってきている持ち主の心が伝わってくるそうです。
大事に乗られてきたものは、レストアも心を込めて、大事に、よりキレイに仕上げてあげたい・・・これは修理をする側にとってとてもやりがいのある瞬間だといいます。
よりキレイに仕上げようと思ってもらえるcb400fって、なんか、すごいですよね。たかがバイクではない、大事な宝物に接するような感覚になるようですね。